上顎前突の治療で、上の歯だけを抜いて、インビザラインで治療する場合をご紹介します。
歯を抜かずに治療する場合は以前ご紹介させていただきましたので、
そちらを参考にしてください。
http://blog.goo.ne.jp/koji2014/d/20111115。
上顎前突の治療にあたって、歯を抜く必要があるかどうかの判断は、
患者様それぞれの歯並びの状態や、前歯を後ろに下げる量などによって変わってきます。
特に上下の大臼歯の水平的な位置関係において
小臼歯1本分(5~7mm)の大きなずれがあるような場合、
上顎の大臼歯の遠心移動(奥歯を後ろに動かす)を行うには距離が長過ぎるため
治療期間のことや前歯を下げる量を考えると、
上顎第一小臼歯(犬歯の後ろの歯)を抜歯して治療を行った方が良い場合があります。
下記の写真は上顎の第一小臼歯を抜いて治療しています。
下の歯は抜歯していません。
症例1

・治療前
上の前歯が前に出てしまって、上下の前歯が開いています。
上顎右側の第一小臼歯を抜歯してインビザラインのみで治療をおこないました。



・治療後
上顎右側犬歯が平行に移動し、前歯も舌側に移動して非常に綺麗に並びました。



・治療前
上の前歯が前に出て開いています。
上顎左側の第一小臼歯を抜歯してインビザラインのみで治療をおこないました。

・治療後
前歯の傾きも改善し、咬合も改善しました。
このように上の第一小臼歯だけを抜いて、インビザラインで上顎前突を改善することができます。
ただし、前歯の咬み合わせが最初から深いケースにおいては
時間をかけて上顎の遠心移動を行い、非抜歯で行ったほうが良い場合もあり、
最初の診断がとても重要になります。
※当院での治療を抜粋しております。インビザライン治療は医院によって、治療計画、治療方針が異なります。