「小臼歯抜歯+ワイヤー矯正しか無理」と宣告される背景

歯並びを引っ込めるためには、歯を後方に下げるための「スペース」が必要です。従来のワイヤー矯正では、歯列全体の奥歯を後ろに送る(遠心移動)ことが構造上非常に難しいため、真ん中の健康な歯(小臼歯)を抜いて隙間を作るのが標準的な手法でした。

また、一般的なマウスピース矯正を行っている歯科医院では、大きな骨格のズレや重度の叢生(ガタガタ)に対する設計ノウハウが不足しているため、「重度の出っ歯・受け口はワイヤーしか適応外」と判断してしまうことが多いのが実情です。

マウスピースで非抜歯治療を成功させる「3つの条件」

インビザラインには、実はワイヤー矯正よりも「奥歯を後ろへ送る(ディスタライゼーション)」ことが得意であるという力学的特性があります。当院では以下の3つの条件を揃えることで、抜歯を回避しながら口元の突出感を美しく改善します。

条件1:奥歯の後方移動(シーケンシャル・ディスタライゼーション)

すべての歯を同時に引っ張るのではなく、親知らずを抜歯したスペースを利用して、第二大臼歯→第一大臼歯→小臼歯と、1本ずつ順番に奥へ送っていきます。これにより反作用を最小限に抑え、確実に前歯を引っ込めるスペースを生み出します。

条件2:歯列の側方拡大(アーチ拡大)とIPRの黄金比

狭くなった歯列弓(歯並びのアーチ)を外側に優しく広げ、さらに歯のエナメル質を0.2〜0.5mm程度削るIPR(ストリッピング)を緻密に組み合わせます。骨の厚みを考慮した安全な拡大により、抜歯せずに数ミリ単位のスペースを獲得します。

条件3:顎間ゴムとアンカーコントロールの徹底

上下のアライナーにボタンを設置し、顎間ゴム(エラスティック)を併用することで、下顎の前方誘導または上顎の後方牽引をサポートします。患者様と医院が一体となって装着管理を行うことで、骨格的なアンバランスも改善へと導きます。

健康な歯を残す「非抜歯矯正」のメリット
  • 大切な天然歯を生涯にわたって維持できる
  • 抜歯矯正に比べて治療期間が短縮しやすい(無駄なスペース閉鎖期間が不要)
  • 口元が下がりすぎて老け顔(平坦な口元)になるリスクを防止

あきらめずに、まずはセカンドオピニオンへ

他院で抜歯やワイヤー矯正を宣告された方でも、精密な3D CTスキャンと当院独自の難症例プロトコルにより、マウスピース非抜歯で治療できる可能性が十分にあります。

当院は桜川駅徒歩1分・なんば駅徒歩5分で、平日は夜20時まで、土日も診療しております。ご自身の歯並びが非抜歯で治るかどうか、ぜひ一度当院の無料初診相談にてご確認ください。